2017年横川敏雄記念公開講座(知的財産法LL.M. プレ公開講座 全6回)

 2018年4月開講(予定)
法学研究科知的財産法LL.M.コース
プレ連続公開講座                 〈ポスター〉

【趣旨】
経済のグローバル化が進展するとともに、IT技術により社会全体が急速に変化し、第四次産業革命が進行中の今、専門性と高度な法的分析能力を有する人材が法曹実務や産業界でも求められています。これまで日本の法学を牽引してきた早稲田大学は、このような時代の要請に答えるべく、知的財産に関わる法について、理論と実務の両輪から体系的かつ集中的に学べる知的財産法LL.M.コースを2018年4月に開講することにしました。強い権利を作り、これを有効に活用し、その過程で生ずる紛争を未然に防止する策を学ぶとともに、紛争が生起した場合いは、その攻守のノウハウを学び、知的財産に関わるすべての場面で、盤石な法的知識に裏付けされた、骨太な実務を遂行できるエキスパートを要請するコースです。このコースは主として夕刻と土曜に開講するので、仕事をしながら1年間で修士号が取得できます。今回、2018年度の開講に先立ち、コースの基軸となる科目を、実際に担当する講師が、実際の講義に模した公開講義を6回にわたって展開します。なお、本連続講義期間中には、知的財産法LL.M.コースの説明会も予定されています。
日程】  2017年6月10日(土)~7月15日(土) 毎週土曜日
_                  13時00~14時30分 〈90分 x 全6回〉
【会場】  早稲田大学 早稲田キャンパス 8号館 B107教室
【参加要領】 入場は無料。事前の申し込みは不要ですが、なるべく早稲 田大学知
              的財産法制研究所(RCLIP)Webページから参加を申し込んで下さい。
_          申込フォームはこちら
 
【主催】  早稲田大学法学部

【講師および講義概要】

第1回 6月10日(土) 「特許法」      この回は終了しました
_                           早稲田大学法学学術院教授 高林 龍
15回の実際の講義で扱うテーマの中でも、大事でありながら難しい、「間接侵害」「権利の消尽」「修理と再生産」を取り上げる。大学の講義は弘文堂のケースブックを使用して、質疑応答形式を採用して進行しているので、本講義でも、インクタンク事件やBBS並行輸入事件などいくつかの判例を取り上げて、いくつかの質問を検討することで、参加者は興味もって授業に参加し、理解を深めることができることを企図している。実際の講義と違い、事前予習は不可能なので、その場で楽しく一緒に悩み考えるという模擬講義になればと考えている。
第2回 6月17日(土)「商標法・不正競争防止法」   この回は終了しました
_                                        早稲田大学客員教授・弁護士 三村量一 

15回の講義では、商標法・不正競争防止法を知的財産法全体のなかでの枠組みで捉えるという点を、主たる目的としている。すなわち、これらの法律を、特許法、意匠法、著作権法等との対比して理解することで、知的財産法全体像の理解が容易となる。また、本講義のもう一つの特徴は、不正競争防止法のうちのブランド・形態保護法規を商標法との対比のなかで理解するという点がある。商標法解説書や不正競争防止法解説書のみを読んだのでは理解できないような複眼的な立場からの理解を重視している。本公開講座では、複眼的な立場からのブランド保護を解説する。
第3回 6月24日(土) 「著作権法」                この回は終了しました
_                             早稲田大学法学学術院教授 上野達弘
実際のLL.M.講義では、著作権法に関係する最新の論点として、「AIと著作権法」「オンライン・プラットフォーマーと仲介者の責任」「応用美術と著作権」「キャラクターの法的保護」「ネットメディアと著作権」「ハイパーリンクとリーチサイト」「隣接権制度の諸相」「最新判例」といったテーマを取り上げる予定であるが、本公開講座では、それぞれのテーマの趣旨と概要を講義形式で語ります。 
第4回 7月1 日(土) 「著作権等紛争処理法」           この回は終了しました
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                             早稲田大学客員教授・弁護士 前田哲男
実際の講義では、15回を3分割し、前田、中川達也弁護士、上村哲史弁護士が5回ずつ担当している。前田が担当している5回では、最初の2回に総論的な講義を行った後、3回目には前田が依頼者役を演じてヒアリング演習を行い、その結果に基づく訴状案の検討を4回目に、それに対する答弁書案の検討を5回目に行っている。その中で一部を切り出すのは困難であるが、3回目のヒアリング結果をまとめた陳述書、関連証拠、及び、訴状案を配布し、その訴状案を「たたき台」として参加者が検討するという模擬授業としたい。 
第5回 7月8日(土) 「Comparative Studies of Intellectual Property Law」
この回は終了しました
早稲田大学法学学術院准教授 クリストフ・ラーデマッハ
実際の15回の講義では、受講生は欧米知的財産法を中心にした比較法の勉強を通して日本の知的財産法の起源とその背景を学ぶ。本公開講座では、標準必須特許の保護と利用をめぐり、特許法と独占禁止法等の競争法といった対立する法の交錯領域において米国法および欧州法がどのようにアプローチしているかを検討する。これにより、日本特許法および独占禁止法の構成への理解が深まることを企図している。なお、講義は英語で行うが、適宜日本語も交えて説明する。 
第6回 7月15日(土) 「特許紛争処理法」         終了しました
_                             早稲田大学客員教授・弁護士 富岡英次
_                                      早稲
田大学客員教授・弁護士 三村量一
15回の講義では、ベンチャー企業が特許権を用いて、競合企業に対する交渉やライセンス契約等を行い、更には、司法救済を求めるという事案を想定して、具体的事案について、警告状の記載内容、交渉に当たっての留意点、ライセンス契約作成の要点、訴状の作成方法、答弁書の作成方法、特許侵害訴訟における請求原因と抗弁、損害額算定に際しての法的問題などを、講義のみならず、討論を用いて理解を深めていく。講義は、訴訟提起前、あるいは訴訟外での交渉や紛争解決、訴訟準備活動については、弁護士の立場から富岡が、訴訟提起後の審理における手続や法的問題については裁判官の立場から三村が担当し、両者で意見を述べ合うこともある。公開講座では、紛争当初の交渉の留意点等について富岡が中心に解説する。 

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