RCLIP 第32回研究会

著作権法解釈学のあり方-著作権法を勇気づける教科書を執筆して-

【日時】2011年5月16日 18:30~20:30

【場所】早稲田大学早稲田キャンパス8号館303会議室

【報告者】 高林 龍(早稲田大学法学学術院教授)

【テーマ】 「著作権法解釈学のあり方-著作権法を勇気づける教科書を執筆して-」  情報のデジタル化を迎えて現行著作権法は行き詰っており、このままでは米国等のコンテンツ保護大国に遅れを取るといった危機感が広まっている。そのような中にあっても、著作権をめぐる紛争は日々生起しており、その解決は立法化を待つことはできないし、解決を司法に委ねるにしても、そのためのツールともいうべき一貫性・整合性のある著作権法の解釈論が示されている必要がある。本講演では、教科書を執筆した経緯を踏まえて、言うは易し行うは難しのこのような著作権法解釈学のあり方について論じてみたい。