RCLIP第28回研究会

スペアパーツの意匠保護に対する権利制限の可能性とその妥当性

―主として米国における議論の状況とその内容を中心に―

【日時】2009年7月17日 18:30~20:30

【場所】早稲田大学早稲田キャンパス8号館3階大会議室

【テーマ】 スペアパーツの意匠保護に対する権利制限の可能性とその妥当性 ―主として米国における議論の状況とその内容を中心に―

【報告者】 今村哲也(明治大学情報コミュニケーション学部専任講師)

【要旨】  スペアパーツの意匠保護の制限については、幾つかの先行的な文献による欧州での議論の紹介を除いて、わが国では自国の課題としてあまり議論されてはこなかった。しかし、欧州レベルでのスペアパーツ条項の導入の動き(「意匠の法的保護に関する1998年10月13日の欧州議会及び理事会指令(98/71/EC)」の改正の動き)に伴って、この問題に関する国内外での議論が高まってくることも予想され、欧州以外の諸外国の動向(特に米国)のいかんによっては、スペアパーツにさまざまな権利をもつわが国の自動車産業に対しても影響を与えかねない実質的な課題となってくるであろう。この報告では、主として米国における議論の状況とその内容を中心に、学会での議論の状況(本年度の工業所有権法学会におけるワークショップでは、佐藤恵太教授および毛利峰子弁護士からのご報告が予定されている)も踏まえつつ、この問題についてアプローチする予定である。