2013年度JASRAC秋学期連続公開講座

著作権侵害をめぐる喫緊の検討課題V  第2回

【日時】2013年10月5日 13:30~17:15

【会場】早稲田大学早稲田キャンパス 8号館B101教室

第一部 【テーマ】「音楽配信サービスの現状と実演家の権利に関する国際的検討」

【司会】安藤和宏(早稲田大学知的財産拠点形成研究所 客員上級研究員)

【ゲスト】野本晶(スポティファイジャパン)

      黒田智昭(IT企業法務研究所客員研究員)

      君塚陽介(IT企業法務研究所客員研究員)

【概要】 日本及び先進国の音楽配信の現状を紹介するとともに、音楽配信にかかる実演家の権利と制度についてアメリカやフランス等の状況を解説し、我が国における実演家の権利のあり方について考える。

第二部 【テーマ】「孤児著作物をめぐる国際的な動向―英国の著作権法改正からの示唆」

【司会】今村哲也(明治大学准教授)

【挨拶】上野 達弘(早稲田大学法学学術院教授) 

【講演1】 今村哲也 (明治大学 准教授) 「孤児著作物をめぐる日本の状況と諸外国の制度の概要」

【講演2】(※日英逐次通訳) Jonathan Griffiths (ロンドン大学クインメアリ校上級講師) 「孤児著作物をめぐる英国の状況」

【概要】 今回の特別講座では,権利の所在が不明な著作物(いわゆる孤児著作物)を生じさせる現代著作権法の構造的要因や我が国の裁定制度の問題点を理解した上で,イギリスの専門家より,2013年4月末に成立した「企業・規制改革法」で導入されることになった2つの制度,すなわち,大量著作物の権利処理のスキームとしての北欧型の拡大集中許諾制度と,孤児著作物の権利処理のための強制許諾制度を中心に,同国における孤児著作物問題への対応について解説していただくことで,我が国における今後の議論への示唆を得たいと考えている。

【主催】早稲田大学 大学院法務研究科

【共催】早稲田大学 知的財産法制研究センター(RCLIP)

     早稲田大学 重点領域研究機構知的財産拠点形成研究所